自分をもっと良くしたいと思った時②
自分をもっと良くしたいと思った時①の続きです。
自分をもっと良くしたい。
ダメなところを直したい。
そして大切なことを思い出す必要があります。
そんな風に、この自分を良くせねばとか、ダメから変えなければと思っているのは
そもそも自我だということです。
そして、自我=怖れなので、自我の怖れからスタートするどんなことでも
結果は同じく怖れだということなんです。
小さな頃から生きてきている自分だと思っているその「自意識」が
思いつくこと、考えること、それは全部、怖れです。
どう見えても、自我=怖れなのです。
動機=結果 です。
つまり、自我のアイディア、自我から生まれる行動、その全ては
違うように見えて結局、全て同じところに行き着くのです。
弱さ、罪悪感、怒り、恨み、不十分さ、不完全さ、嘆き、苦しみ、後悔、欠乏・・・
そこに行き着きます。
なので、私たちは「自分でやりなさい」と教わってきたし
「自分で自分を良くするよう努力しなさい」とも教わってきましたが、
それは不可能だったということです。
だから、同じところをぐるぐる回って、
自分っていつも同じパターンじゃないか?って思ったりするんですね。
まず、この自我だと思っている自分には物事を根本的に「良くする」力は
一切ないということに本当に気がつく必要があります。
自我にはコントロールする力はもちろん、自制する力も、自分を幸せにする力も
何もなかったのです。
スピリチュアルな世界ではよく、サレンダーという言葉聞きますよね。
確か、布袋寅泰さんの曲にもあったと思いますが・・・
サレンダーというのは、自我には本当は何の力もなかったということに
気がつくということですよね。
自分をもっと良くしたいと思った時・・・
自分で、自分を何とかすることは無理なのです。
できることは、心の中の光(愛)に従って生きることです。
そうしていくうちに、自己否定という感覚が消えていくか、
本当に自分はこんな風に生きたかったという生き方をして満たされていきます。
変化は自分で起こすもの!の自己啓発の世界では言われてきましたが、
変化は好む好まないに関わらず自然に起きていることです。
変化は自分で起こすのではなく、起きてくるものなのです。
むしろ、変化は避けられない。
それを私たちは良く知っているのではないでしょうか。